今回の日記は内容がアレなので、まず初めに拍手のお礼を…!
たくさんの拍手、ありがとうございました!とてもとても嬉しいです!!
さて、メディバンペイントを使っていた方々、データは大丈夫でしたか…?
私は見事にやられた人間です。
今週末には新刊を製本できると浮かれていたのが先週でした。
それが打ち砕かれたのが4日前のことです。突然でしたね。
よって、この日記は虚無と悲しみと無理やりポジティブでできてます。
あと嘆きの気持ちを抑えきれてないので長いです。暇つぶしにどうぞ。
そして、元気がないので今までに出たイベントの名前を挙げてくと元気が出ることに気づきました。
擬人化王国!!スカこれ!!TAMAコミ!!北ティア!!
そしてその他参加してお世話になった様々なイベント!!
よみがえる思い出!!漲るパワー!!!
私は元気です。
まずメディバンペイントというお絵かきソフトについて
先日何があったか説明します。
①過去ではメディバン独自のクラウドストレージの容量に特に制限はなかった。
②有料プランを導入するアナウンスは7月あたりからされていた。
③有料プランが開始したら無料で使えるクラウドストレージは3GBになることが、
特設サイトに地味に書いてあった。
(私は騒動が起きてから他の方のツイートで知りました)
④有料プランが開始した後、無料で使える容量の3GBを超えていた場合は
どうなるか知らされていなかった。
(③と同じく、もしかしたらこれもどこかに地味に書いてあったかもしれない)
⑤有料プランが開始された9月2日、
クラウドストレージの使用量が3GBを超えている人が
クラウド上のファイルにアクセスできない(=ファイルの保存ができない)・
見かけ上レイヤーが統合されているという状況に陥る。
⑥メディバンのクラウド上のファイルへアクセスするには、PCから年額分を課金するか、
スマホ版アプリからサブスクに登録(こちらは最初の2ヶ月だけ無料)
するかしかなくなる。
(ちなみにiPad版はアプリを触る気になれてないのでどうなってるかわかりません…)
課金やサブスクへ登録すると見かけ上統合されていたファイルも元に戻った。
というすごいことになっていました。
本の原稿をクラウドで管理して作業していた私は
もちろん3GBなど余裕で超えていたため
見事にこの現象に巻き込まれました。
有料プランが開始した日は起きた事態を受け止め切れず
動揺と悲しみの中笑いながら呆然としてました。
私の場合、ファイルにアクセスするにはPCからだと約4000円、
プリンターのインクにして4本分の金額を支払う必要があったのです。
(ちなみに私のプリンターちゃんはインクがお安めのタイプです。
自慢のプリンターです。)(謎の自慢タイム)
しかしTwitterの叡智のツイートに出会い、
アプリ版は2ヶ月無料でサブスクに入れることを知り、
翌日の9月3日から日付を超える前の6日まで
ひたすらデータを救出していました。
情報を流してくださった方本当に本当にありがとうございます!!
今は全ての本の原稿を画像&レイヤー情報有りのデータでPCに保存し終わり、
「いよいよ本格的に250枚以上のイラストを保存するぞ!」
というところです。手動で!(ドン!)
まあ起きてることはかなりヤバいのですが、
有料プランを実装すること自体は全く反対する気はないです。
ブラシや機能も少しずつ増えて使いやすくなってきてたのは確かですし。
しかし、告知の仕方が本当によくなかったと思います。それが全てです。
短く言えばこれが結論ですが、
作業中にどうしてもマイナスな思いが湧き上がって長時間集中できないので、
吐き出しついでに一個ずつ状況と考えを整理していきたいです。
①以前はメディバン独自のクラウドストレージの容量に特に制限はなかった。
これについてはかなり前から薄々
「そんなうまい話はないはずなんだよな」
「利益どこで出てるんだろう」と思っていました。
結果はご覧の通りです。
私にはもうメディバンペイントが某インキュベーターさんに見えて仕方ありません。
実際作業中、「そういえば某インキュベーターさんって
『人間は認識の相違からくる判断ミスをしたとき
何故か相手を責める、わけがわからないよ』
みたいなことを言っていたな」と何度も思い出しました。(大分うろ覚えですが…)
②有料プランを導入するアナウンスは7月あたりからされていた。
これはかなり初期に気づいていました。
気づいていたので、何度も確認し、調べました。
特に、特設サイトに「プランに入ればクラウドストレージが追加できる」と
最初から書いてあったので、
「これは裏を返せば無料会員はクラウドストレージに制限がかかる可能性がある」
と読んで「メディバン クラウド」とか「メディバン クラウド容量 制限」とか
いろんなワードで検索をかけました。
時間の許す限り公式サイトのページを漁りました。
しかし、8月上旬までは何も情報が出てきませんでした。
あったかもしれませんが、辿り着けませんでした。
その後リアルがバタバタしたり、原稿に没頭したりしたので
調べに手が回りませんでした。
8月下旬も調べていれば、あの絶望は知らずにすんだかもしれないと悔やみます。
③有料プランが開始したら無料で使えるクラウドストレージは3GBになることが、
特設サイトに地味に書いてあった。
ことが起きた後で指摘ツイートを発見し知りました。
なんと重要なはず(重要ですよね…?)のことが
通常のフォントで注釈として書かれていました。
(もうサイト開くのも苦しみを伴うのでリンクは貼れませんが、
特設サイトのアドレスはこちらです→https://medibang.com/medibangPremium/)
確か、8月上旬の時点ではこのことは書いていなかった気がします。
画面を舐めるように見たはずですが、(本当に必死に探しました)
でもこの感じだと見落としたかもしれません…。
そしてこれは個人的な考えですが、仮にもお絵かきソフトなら
告知サイトのデザインはしっかりしていてしかるべきでは…、
重要なことはわかりやすい・伝わりやすいデザインにしようとまず思わなかったのか…、
などと、デザイン畑の人が身近にいたり
デザインを学ぼうと志す人たちの近くで一時期絵を学んでいたりしていた私は思いました。
これは単なる、騒動が起きてしまった後にしみじみと思った個人的な感想です。
とは言え私は絵画畑の側の人間なので、
絵が描けることとデザインができることは別なのは身に沁みてわかっていますが、
起きてしまったことが重大すぎてどうにもモヤモヤしてしまいます…。
④有料プランが開始した後、無料で使える容量の3GBを超えていた場合は
どうなるか知らされていなかった。
諸 悪 の 根 源 。
「これだよこれ!!!これ以外に何があるの!!?!?」と指をさしたい気持ちです。
それとも、またわかりづらいところに書いてあったんでしょうか?
ここのお知らせが本当にちゃんとしていれば
いろんな人が消さなくていいデータを消さずにすんだり、
払わずにすんだかもしれないお金を
何の心の準備もさせてもらえず不安の中払わされずにすんだり
したかもしれないじゃないですかー!やだー!!!
いや、本当に嫌ですよもう…。
特に最初の頃、状況の把握と情報を得るためTwitterで検索をかけてましたが、
描き溜めた大切なデータに別れを告げたり
泣く泣く己の手でデータを消したりする人たちの嘆きの声が
掘っても掘っても出てくるんですよ。
自分に起きたこともつらいですが、
絵を描くことが好きな人たちの大事な作品が、
こんな目に遭っているのはまた別のつらさです。
私は絵を描くことが大好きで、なくてはならないもので、
絵を描くことにどんなに心を救われて命を支えられたかわかりません。
そして、それは絶対私だけじゃない。
私と同じように、今「なんで、どうして」と思うしかない、
絵を描くことを愛する人たちがいる。
なんで今こうなってしまったんだろう。
どうしてこの事態を避けられなかったんだろう。
自分の作品のためにどうしたらよかった?私にはわからない。
⑤有料プランが開始された9月2日、
クラウドストレージの使用量が3GBを超えている人が
クラウド上のファイルにアクセスできない(=ファイルの保存ができない)・
見かけ上レイヤーが統合されているという状況に陥る。
これまでの段階を踏まえると、
酷いとしか言いようがないです。
⑥メディバンのクラウド上のファイルへアクセスするには、PCから年額分を課金するか、
スマホ版アプリからサブスクに登録(こちらは最初の2ヶ月だけ無料)
するかしかなくなる。
課金やサブスクへ登録すると見かけ上統合されていたファイルも元に戻った。
「スマホ版アプリからだと2ヶ月無料」というのは、
私は公式サイトやPC版ソフトでも確認できませんでした。
情報を頼りにスマホ版アプリを最新版にバージョンアップすると
メニューの中に項目が追加されていて確認できるようになっていました。
言葉を選びたいところですが、これは不親切としか言いようが……。
PCからだと年額支払いオンリーというのもしんどいです。
ある日突然「ファイルにアクセスするには一括で数千円払ってね」という状態になって
私はショックがかなり深かったです。
事前の情報不足・心の準備なし・額が決して安くない……
今データの救出にあたれてるのが奇跡のように感じます。
いや、まあ私が描いた作品なんですがね…。
ああ、自分以外の存在に作品の命握られてるから
世ではこの状況に「人質」という例えがされているのか…。
今ようやく感覚を伴って理解しました。
思っていたことはだいたい書き出しました。
こういう状況なので、新刊がいつBOOTHに出せるかわかりません。
あと、一度絶望の底に落とされ、
そこから虚無感に苛まれながらデータを救出して這い上がってるので
何かないともうだめです。
間に合えばTAMAコミに申し込みます。
逆算していくと、
イベントに出ることにする
↑新刊を作る
↑新刊の締め切りができる
↑新刊の作業時間確保のためにデータの救出を急ぐ
ということです。
ソフトの有料プランの無料トライアル期間は2ヶ月です。
途中でうっかり心が折れたらきっと2か月後の冬はすぐです。
ここでガーッと終わらせるしかありません。
心は折れそうです、でもこんなところで折れたくないです。
私が描いた絵が、頭の中の彼らがいる証になっていくんです。
絵があればその中の彼らは生きるんです。私がいつどうなろうと。
だからこんな形で作品と別れることはあってはならない。
データ救出、絶対にやり遂げます。